最近、ビットコインやアメリカ株が活況故に、投資に興味を持たれている方が多く、投資に関してうかがわれることが多くなってきたので私の所見を含めて記載したいと思います。なお、私は投資助言等に関しては資格を保有しておりませんので、あくまで私の感想という形で受け取っていただければと思います。
結論から言いますと、投資が趣味で無いのであれば、素直に$VOO(S&P500)に投資しておけという回答です。人によっては、$VT(全世界)や、$VTI(全米)を指す方もおられますが、そこは好みで良いと思います。また、日本の東証で2558(S&P500)、2559(全世界)や、投資信託でeMAXIM Slim の米国株式(S&P500)、全世界(オールカントリー)でもよいです。悩んだところで些細な違いです。
投資が趣味であれば何も言いません。好きな銘柄に投資しましょう。私は好きな銘柄に投資します。
まず、私の純資産ですが、現時点で5490万円で年初来+15.37%です。今年の3月にナスダック急落に伴う、グロース株の度重なるマージンコールを受けながらも年初来プラスを維持しているので個人的には上出来と感じております。
さて、最近は、米国株を基準とすることが多いので、米国株の一番ポピュラーな指標として、S&P500を元にベンチマークを取ってみましょう。
S&P500ですが、年初来+11.15%です。これだけ見ると、私の評価はアウトパフォームしているように見えます。
しかし私の評価は、日本円を基準に実施しております。そこで、先ほどのS&P500指数を円建てで見ると年初来+17.08%とアンダーパフォームしてしまいます。ご存じの方も多いかと思いますが、私はレバレッジをかけたポートフォリオを組んでいます。レバレッジをかけたポートフォリオがレバレッジのないただのインデックスに負けている現実です。
はい。アクティブ投資は、どの銘柄に投資すればよいか思考する時間を費やしていることもあり、ベンチマークに対してアウトパフォームしなければ意味がありません。
また、あなたが投資を始めるにあたってアクティブ投資をする場合、どのように購入する銘柄を選定するでしょうか?おそらく、TwitterやYahoo!掲示板、その他SNSやネット上の情報を収集し銘柄選定するのではないでしょうか。情報というのは流行り廃りがあります。その時に話題であった銘柄が今後も伸び続けるとは限りません。
例えば、米国大統領選挙の際にバイデンが有利になってから環境投資やクリーンエネルギーの時代が来るぞの話題になった環境銘柄ですが、現在はほとんどがS&P500やダウ、ナスダックといったベンチマークに対してここのところアンダーパフォームしています。参考に、環境銘柄で構成されている代表的なETFである、$ICLN、$QCLNのチャートを載せておきます。どちらとも話題になったときよりも下がっております。
このように当時話題だったからといって、今後もアウトパフォームを出し続けるとは限りません。むしろ話題になったときが絶頂というオチすらあります。もちろんこのパターンに当てはまらないものもあると思いますが、これから投資を始めるにあたって情報収集をした場合は、話題銘柄に投資してしまうリスクがあるかと思います。
結局、どの銘柄がこれから上がり続けるかだなんて判らないんです。私は、ユニティに大きく張っておりますが、これは私がユニティが将来大きく伸びると私が信じているが故です。米国個別株の中では最も大きいポジションとなっておりますが、それでもポートフォリオの過半はインデックスです。グロース株集中投資はこれから投資を始めようとする方にとってはなかなかのハイリスクです。投資を長く続けるためには、まずはベンチマークをみるところからお勧めします。たかがインデックスと言えどインデックスに負けてしまうようであれば悲しいですから。
よければ↓の米国株ブログをクリックして頂けると、励みになりますのでよろしくお願いします。