最大レバレッジの考察

※みやまはレバ狂です。レバレッジを推奨する記事ではありません。あくまで、レバ狂の致死ラインの検証です。投資で致死ラインとか考えたくない方はレバレッジに手は出さないのが無難と考えます。

さて、CFDや先物、信用等でレバレッジを掛ける場合、レバレッジをどの程度までかけて大丈夫かというのを考察してみるために、S&P500、NASDAQ、ダウと主な米国株指数の高値からの下落率をプロットしてみました。取り急ぎデータの都合上、2007年1月からプロットしリーマンショックが含まれるようにしました。

結果、リーマンショックは別格ですね。高値からの下落率も高値まで戻る期間も大きいです。概ね、リーマンショックをガチホで耐え抜くには60%の下落に合っても耐えられるメンタルと余力が要求されそうです。

某インデックス投資家のツイートでも、リスク選好派の投資家が、長期投資をする場合でも、1.4倍程度とありましたが、レバレッジ1.4倍であれば70%程度の下落までは耐えられるので、リーマンショックの60%程度の下落であれば耐えられそうです。ただし、その後の3~4年間はマイナスのまま耐えなければならない日々を過ごす必要がありますので、常人のメンタルではおそらく耐えきることは難しいかと思います。S&P500インデックス投資家でさえリーマンショックを耐え抜くことが出来る人の割合はいかほどか……

ただ、リーマンショックは例外であると考えることが出来れば、コロナショックの-40%の下落を最大と見て、2倍程度に抑えておけば即死することはなさそうです。

更にそれら〇〇ショックは10年に1度級と判断し無視するのであれば、残りは-20%程度の下落内に概ね収まっておりますので、4倍が最大になるところでしょうか。

これ以上のレバレッジになってきますと、ふとした定期イベントで死ぬ可能性が出てくる可能性がありますので、中期目線でこれ以上のレバは危険かと考えます。

仕組みは異なりますが、レバレッジETFがおおむね3倍程度なのは、このあたりを意識しているのかなと感じていたり。4倍になると、耐えきれずの償還リスクが高そうです。

ちまたでは、レバレッジを推奨するようなお話が増えてきている感がありますが、ハイレバレッジは危険だよという啓蒙も兼ねて。また、これはあくまで致死ラインですので、自らのリスク許容度に合わせて余裕を持ってくださいね。

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レバレッジ狂とは?(2021/07/04)

現在純資産額6550万円。最近は原油があがってもあんまり思ったほど、資産が上昇しないような気がしています。まぁポジション落していますしと思いつつ自分の資産を見直し実質的なレバレッジを計算してみました。

資産費目実質レバレッジ比率
原油2.0倍
ダウ303.1倍
ナスダック1003.1倍
インドNIFTY3.6倍
日経2254.1倍

原油のレバレッジが既に2倍程度まで低下していますね。(思考がレバ狂)そりゃ数%の原油価格の変動では、思ったほどの大きな資産変動にならないわけですね。原油資産を持ち始めたのは資産額が2000万円台の時代ですし、CFDの場合は元手にレバレッジを掛けるので、資産価格が上昇した場合は、評価額=元手+含み益となるので、CFDでは評価額が上がると評価額に対するレバレッジがどんどん低下していきます。価格が芳しくない日経に関してはレバレッジがそんなに下がらずに4倍程度と少し高め維持ですね。

最近レバレッジETFが話題となっておりますが、レバレッジETFは現在の評価額に対して、指定倍の倍率がかかります。つまり、レバレッジETF評価額が上がってもレバレッジ比率は固定となります。その代わりヨコヨコ推移より悪い方向に進めば棄損が発生していくデメリットがあります。ただ、ブル相場であれば指数関数的に資産増加が期待できます。CFDレバには無いメリットですね。

と感じつつも、最近はレバレッジ比率を下げたい気持ちが大きいですし、この傾向のままでいいのかなと感じています。レバレッジ比率が実質3倍であれば、概ね30%の暴落が来ても耐え抜くことが出来ます。また、この倍率であれば2008年のリーマンショック級(-50%超)がこなければ即死はしなさそうです。また、2020年のコロナショック級(-30%)もギリギリ耐えれそう。レバを5倍にしてしまうと、2018年の世界景気悪化ショック(-20%超)に耐えれなくなりますね。先の動向に関しては読み解くことが出来ませんので、世界景気悪化ショックのような20%超には耐えれるようにしておきたいものです。この時は、CFD原油・CFD株価指数ではなく、CFD個別株資産の方がマージンコール祭りで、火を噴きそうですが……。

一先ずはこの状況を維持する形にしたいと考えています。原油に関しては私個人としてはまだ上がる可能性は高いと踏んでいますが、最近のヘッジファンドのロングが増えている情報も踏まえ、急落リスクを鑑みると、ここで無理にポジションを増やすこともないかなと。もし10ドル程度下落の調整が来たら、その時に買いますことにしましょう。

そしてふと思う。私も、某小型株爆益投資家ではありませんが、準富裕層となる資産額になってくると、労働収益で取り返しが困難であることは自覚してくるので、思考が保守的になってきていますね……。致命傷にならない程度にコマを進めていきたい。

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YHした(2021/06/22)

現在純資産額6200万円。まさかのyearly highしました。私の記録メモでは2/17に6150万円を一度超えていたようです。そこから、マージンコール祭りなど色々とあり、何度かの準富裕層を陥落しつつ、復活したようです。

しかし、つい先日も暗号通貨でマージンコールを受けましたし、なんならロスカットも受けています。YHしたのは、株価指数や原油、ユニティが元気だったことが主原因でしょうが、流石のマージンコール芸人です。YHしようとマージンコールの心を忘れない。暗号資産は、ロット数が少ない故に影響が小さいが幸いなところではあるのですが、ボラが大きすぎて少量と言えメンタルにきます。心の平穏の為には暗号通貨なんか持たない方がいいのでは……と自問自答してます。

さて、パフォーマンスですが、S&P500をベンチマークとして年初来がドル建てで12.22%、円建てで20.12%です。そして、みやまが30.87%ですので、そこそこのアウトパフォームできているようです。素直に嬉しい。レバレッジをかけているため、相応のリターンは欲しい所です。このままブル相場が続いてほしい……。続いて(懇願)

S&P500 ドル建て
S&P500 日本円

また、昨日の大きな下げの際に、少しだけダウを買い増ししました。結果から見るといいところで買えたように思います。私すごいっ!。まぁ、このあとにこれ以上に下げも往々にしてくる可能性があるので、慢心は良くない。

しかし、暗号通貨どうしようか……やはり1日に10%以上動く資産はメンタル持たねぇ……。夢はありますが、夢以上に精神的負担が苦しい。とりあえず気絶しよっと。(マージンコールフラグ)

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これからの原油戦略(2021/06/20)

現在純資産額6000万円。週末は、原油、ユニティ、セルシウスが伸びましたが、ダウ、ナス、日経225、インドNIFと株価指数が軒並み下がった影響により純資産としては低下しています。なんだかんだとインデックス比率高めのPFですから仕方ありません。原油比率も一時より減っていますし、伸びたからと言ってPF上の爆益は難しい所です。仮に原油が1バレル100ドルまで上昇しても、上乗せ額としては1000万程度になるポジション量です。

原油は、2025年までの間に1バレル100ドルを超える可能性は高いと私は踏んでいるのですが、思ったよりもシェールオイルが死んでないことと、直近の原油高に投機感を感じてます。投機による実需との乖離はいずれ収束していきます。それもありまして、70ドルと72ドルで一部の原油ポジションを利確致しました。

2019年のアメリカの生産量は1,200万バレル超え
2021年は、1104万バレル見込み(EIA)
ここから、2022年に50~130万バレルの上積みとなると、2022年には2019年と生産量が同レベル予想。2019年までは、日量130~150万バレルの世界需要増加に対して、アメリカは100万バレル程度増産続けてた。米の100万バレルの増産は平常運転と言えば平常運転。新規掘削の採算ラインも超えている。

ここからイランやベネズエラの制裁解除による供給増が200万バレル。今、OPEC+で減産している量が580万バレル。何かのはずみでフル増産体制になるとやはり今の原油高の維持は苦しい。今後も原油高が続くと予想はしていますが、やはり供給源自体は潤沢なので、無理なインは控えた方が良さそうです。

現況の市況感で下がったら買い増してもいいかなぁという感じですが、供給や需要の変化にはこれからも注視していきたいところ。一先ずは現在のポジションを維持する形でしょうか。

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地味に戻ってきた(2021/06/15)

現在純資産額6100万円。年初来高値が6150万円ですので、あともうもう少しでYHしそうです。最近は原油、ナスダック、ユニティと調子が良くて嬉しい限り。あれだけのマージンコールによる実損出しながらも戻ってきましたよ……。当時のPFとはかなり変わって、米国株があまりなくなってしまいましたが。

原油に関しては60ドルで買い増ししたポジションを70ドルで一部を利確しました。72ドルでも指値を指しています。60ドルで購入したポジションの半分をここで手放す感じです。まだまだ、原油は上昇傾向にあると見ていますが、キャッシュポジションがあまりにも無いので、ここらで少し作っておく形です。暴落が来たら買い増ししたいところですが、無ければ残ったポジションをそのままホールド予定です。

ちょっとここの所アゲアゲしているので、また調整が来るとは思っているのですが、テクニカル的にはここの水準を抜けると比較的真空地帯なのですよね。といってもコモディティで実需が伴っているものなので、超長期視点で真空地帯だからといって跳ね上がるとは思っていませんが。

原油直近(日足)
原油長期足(月足)

ユニティも100ドル台に戻ってきて嬉しい限りです。現在の利益水準からは割高感ありますが、ビジネスモデルとしては、ハマれば収益の種はあるので上昇余力はまだまだあると私は思ってます。とりあえずは高値を目指して回復して欲しいです。

ユニティ

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セルシウスさいつよ(2021/06/05)

現在純資産額5850万円。マージンコール芸人と呼ばれるほど、マージンコールで実損を出しつつも原油とセルシウスの伸びによりこの水準に復帰いたしました。また、セルシウス急騰に従いセルシウスの保有の一部を80ドルで利益確定致しました。もうマージンコールは嫌なんじゃ……

$CELH セルシウス日足チャート

さて、年初来ですが、S&P500指数はドルベースで+12.36%、円ベースで19.09%となります。インデックスのリターンとは思えないパフォーマンス。私のパフォーマンスが現時点で+22.76%(円換算)なので、原油とセルシウスに助けられてS&P500の指数に対してはアウトパフォームすることが出来ているようです。レバレッジ掛けているのにアンダーパフォームが続いていたのでようやくです。

S$P500指数(ドル)
S&P500指数(円換算)

参考までに、一時期グロース株詰め合わせとして有名になりましたARKKはドルベースで-13.24%、円換算で-8.04%です。グロース中心に投資されていた方はまだ苦しい人が多いのではないでしょうか。尚、私は漏れなくARKKを話題時に購入し塩漬けしております。

ARKK(ドル)

ARKK(円換算)

さらに、ARKKの上位保有の中に、 $U ユニティが含まれているので、ARKKの人気に陰りが発生しARKKが売られると、ユニティも巻き添えに売られる懸念……。
ユニティの比率の高いホルダーにとってARKKは無視できない存在です。

尚、投資信託と原油・株価指数CFDを除いた日本株及び米国株の影響度に関してはこのようになります。 $CELH の一部売却よりよりユニティの影響度が高まってます……
人の事を笑えないような集中投資しているように思いますが、まぁきっと大丈夫でしょう。年始のようにいろんな株を持って大やけどして泣くよりは自分が納得する形で保有して泣けばいい。

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セルシウスは日本で販売されるのか?

ある界隈で非常な有名なセルシウス。私の保有個別株の中で、ユニティに次いで大きな割合を占めています。

さて、モンスターは2012年にアサヒ飲料が独占販売権を獲得し、当初は輸入販売しておりましたが、今は自社生産して販売しているようです。しかし、2014年にザ コカ・コーラ カンパニーがモンスタービバレッジの株式を16.7%取得していることに留意ですね。将来にわたって、モンスターがアサヒ飲料から販売され続けるとは限らなさそうです。ライセンスの効力次第でしょうか。

レッドブルは2013年に販売ライセンスをキリンビバレッジが獲得し、販売開始されたようです。こちらは自社生産しているという情報が無いため、輸入販売でしょう。

本題でですが、セルシウスが日本で販売されるのか?まずは、内容物に関してですが日本では使用できない原材料が含まれているため、そのままでは販売できなさそうです。こちらに関しては、モンスターも日本の法律に合わせて内容物を変えているため、原材料の見直し対応になるでしょう。

次に、日本で発売するにあたって生産及び販路が確保できるのかです。セルシウスは自社生産せずにパートナーを探して生産しているようです。販売に関しては、もしかしたら自社で行っているかもしれません(未調査)。

パートナーとなりうる日本の清涼飲料メーカーがあるか調べてみました。アサヒ飲料、コカ・コーラはモンスターエナジーの都合上、無いと考えます。キリンもレッドブルの都合上、無いでしょう。サントリーは直近でZONeなるエナジードリンクを販売しているので、期待薄感あります。ですが、それ以外のメーカでしたら引き受けしてくれる可能性がありそうです。

業界動向 清涼飲料業界

セルシウスが日本で販売されるかどうかはまだ未知なところがありますが、日本で販売されると良いですね。今はまだ日本では未販売ですが、楽天のGlomarketを使用することで個人輸入が可能です。個人輸入のため高価にはなりますが、興味がある方は是非。

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マージンコール芸人は許されない。

現在純資産額5500万円。結局、この域をうろうろしている感じです。年初来はプラスを維持できていますが、インデックスには負けている水準という印象です。

本日は、水辺さんポンチ熊さんのスペースにお邪魔させて頂きました。あまり空気読めず、知識も乏しい私で会話についていけてるのかどうか不安ながら申し訳なかったです。ありがとうございます。

さて、スペースの中で、レバレッジ狂であるとのご指摘を受けており、さらにはマージンコールを週1で受けている爆損芸は許されないとのお話がありましたが。そうですね……。マージンコールを度々受けたのは本当ですし、お恥ずかしい限りです。

私の純資産額からするとおおよそ1割程度の毀損をしている感じですね。まぁ、あれだけのグロース株への逆風があり、米国個別株からの退場を突き付けられておきながら、この程度で済んでいるとポジティブに私は見ています。

現物なら余裕で爆益だったんじゃないの?と言われましたら、そもそも米国個別株をしていなければ爆益ですね。これだけの爆損をしていれば、今年分の納税額はかなり抑えることが出来そうです。年末の損出し益出しが唸りますね。いあ、全くもって嬉しくは無いのですが。改めて現実の額を突き付けられると辛いものがあります。

あとは原油にかなり突っ込んでいると思われがちではありますが、一時期よりは減っています。むしろ、原油のシナリオに自信があるならもっと保有量を増やすべきとおも思うところですが、原油でハイレバレッジはボラで本当に死んでしまうので、やはり現水準のレバレッジ3倍程度が限度です。直近の調整でも10ドルは調整しておりますからね。原油はレバレッジ20倍ぐらいかけれちゃうので、うかつなポジションは本当に危険。その20倍かけれちゃう中で3倍に抑えている私はかなり低レバだと思っているのですが、やはり感覚が麻痺してそうです。

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ビットコインの歴史メモ

ビットコインの歴史のメモ

2015年1月 当時世界4位の取引所Bitstamp、ハッキングにより500万ドル相当被害
2016年07月04日 2度目の半減期(25BTC→12.5BTC)
2017年09月08日 暗号資産の「新規仮想通貨公開(ICO)」を禁止
2017年09月11日 中国がビットコイン取引所禁止 店頭取引は容認
2018年01月26日 コインチェック 580億円流出 規制強化の機運に
2018年11月頃  ビットコインキャッシュのハードフォークに伴う混乱
2019年04月08日 中国の国家発展改革委員会(NDRC)にてマイニング規制計画発表
2019年11月08日 NDRCの産業改革案から、マイニング規制撤回を確認
2020年05月11日 3度目の半減期(12.5BTC→6.25BTC)

同国の国家発展改革委員会(NDRC)は、世界最大のビットコイン採掘市場である中国の経済を率いる計画機関だ。今週の月曜日に、促進、制限、あるいは排除を計画している分野のリストを発表した。

中国はビットコインのマイニングを禁止か 2019年4月10日

2011年に公表された現行版に代わるこの最終版において、NDRCはビットコインやその他の仮想通貨マイニング行為を当初分類していた「中国から締め出すべき業界」のカテゴリーの中から移動させた。仮想通貨あるいはビットコイン・マイニングに関連した記述は最終版には見当たらない。

中国、ビットコイン・マイニング“排除”を撤回へ 2019年 11月 8日 10:30
2019年 11月 8日 14:09 更新

しかし同年末に中銀など金融当局が、銀行や決済会社によるビットコイン関連サービスの提供を禁止。17年9月には、投資家を保護し、金融リスクを抑制するために、暗号資産を発行して資金を集める「新規仮想通貨公開(ICO)」を禁止した。

情報BOX:中国の仮想通貨規制強化 導入の理由と影響、過去の規制との比較

アリババはバリューなのか?

アリババはバリューである。

という主張を、自称バリュー投資家の方々から発せられるのを散見する。なるほど、アリババはPERが24.31に対して比較対象によく上げられる(と思っている)アマゾンのPERは60.16である。なるほど2.47倍の開きがあります。確かに割安である。

しかしふと思うのです。アリババはアマゾンと比較してよいのか?確かにアリババはNYに上場しておりアメリカの会計基準に沿っていますが、中国企業です。中国企業は中国企業として比較すべきでは?と思ったのです。

そこで乱暴ではありますが、中国企業が沢山上場しているであろう、香港ハンセンのPERを見ると、13.27です。対してアマゾンが上場するアメリカのナスダックは90.05です。

つまり、アマゾンはナスダック市場平均PER90.05に対して、60.16と割安である。対して、アリババは香港ハンセン市場PER13.27に対して、24.31と割高である。

世界主要株式市場の株価収益率

ここから言えることは、アメリカ視点で見れば、アリババは安いが、中国視点で見ればアリババは実はバリューではないのではないか?という疑問です。香港市場のPERが低いのは、中国の会計に対する不信感によるディスカウントが入っており、アメリカ基準を満たしているアリババを同様に見るのは不適切だという声もあるでしょう。

たしかにそうかもしれない。

さらに、面白いと感じることとして、自称バリュー投資家でソフトバンクに投資している人は私は見かけません(いたらごめんなさい)。ソフトバンクなんか日本市場の平均PERが19.81に対して、3.99です。これだけ見れば安いです。日本市場のPER自体も世界に比べて低いと見えますが、更に安いです。最も、コロナ禍における株高による恩恵の結果とも言えるかもしれませんが。

結局、割安だ、割高だというのは人の主観であって、比較対象によって大きく印象が変わるものではないでしょうか。一時期、私もアリババは安いと見て保有しておりましたが、今は手放しております。代わりにソフトバンクを1単元程ですが買ってみました。鬼が出るか蛇が出るか判りませんが、気長に結果を待ってみたいと思います。

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